矢野 敬汰

株式会社ホックス

PROFILE

2022年入社/大分県大分市出身/日本文理大学工学部航空宇宙工学科卒業

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あらゆる電子機器の心臓部として重要な役割を果たす制御基板の設計、開発、製造を行っているEMS企業「株式会社ホックス」。創立40周年以上の歴史ある会社の中で、自分の道を極める若き先輩を尋ねました。

住み慣れた地元で、モノづくりへの情熱を

私が就職活動をしていたのはちょうどコロナ禍の頃。会社説明会の開催もままならない状態の中、どの企業もオンライン実施ばかり。企業の温度感を掴みづらく苦戦したのを覚えています。いろいろな企業を検討しましたが、私が重視したのは、まずは地元で働けること。自分の中ではそれが1番大事にしていました。

思い返せば、大学選びも家族や友達のいる、住み慣れた地元の大学を基準にしていました。工学部航空宇宙工学科に在籍し、一般教養から専門知識まで幅広く学んだので、航空関係の職も考えましたが、コロナ禍の影響で採用が少なく、製造の世界を目指しました。

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自分の仕事に誇りと自信を持ち続ける

ホックスに決めたのは、会社見学の際に目にした“はんだ付け”の作業がきっかけでした。機械では出来ないことを手作業で行う光景に、なぜか興味を抱いたのです。オンラインでの就活が大半を占めていたなか、会社の温度を感じるため自ら訪問。自分の働く場所を、自分の目で見たことで、入社への決意が決まりました。

入社後は製造部に配属され、電子機器の基板をつくるための手順書を任されています。入社3年目を過ぎ、ようやく仕事にも慣れてきました。若手ながら、作業内容や人の配置など現場監督のような立場を務め、産業用機械装置などの大型機械の基板を手掛けています。

入社後は社内認定など資格を取得することが多くて大変なこともありました。責任ある仕事であるがゆえ、自分の知識を増やしていかなくてはいけません。しかし、自分のつくった手順書で製品が完成することはとても嬉しく、やり甲斐につながっています。今後も電子回路のことを学びながら、自分たちが手掛ける製品に活かしていきたいと考えています。

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安心して働けるのが、大分で働く魅力

生まれ育った場所だからこそ安心して働くことができますし、実家も近いのでサポートしてもらうこともあります。友達も多く大分に残っていることは嬉しいですね。大分は温泉もたくさんありますし、ごはんも美味しいです。休みの日は大好きな海鮮を食べに、佐賀関や佐伯まで行ってリフレッシュしています!

学生時代は、社会人にはない時間の余裕があるので、勉強以外にも多くの経験することも大切。私は、長年ファストフード店でアルバイトをしてきて、お客様とのやりとりなど多くのことを学びました。勉強だけでなく、サークル活動、旅行など“今だからできること”をたくさん経験することが、きっと就活や社会人になった時に自分を助けてくれると思います。大変なことも多いと思いますが、頑張ってください。応援しています!

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野上 伶奈

株式会社 末宗組

PROFILE

2021年入社/中津市出身/大分県立工科短期大学校 建築システム系卒業

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肉体労働を伴うことが多く、男性が多いイメージを持つ方も多い建設業界ですが、近年では女性の進出も増えてきました。今回は、高い技術力と信頼性が評価される「株式会社 末宗組」で、業界を少しずつ変えていこうと奮闘している先輩を紹介します。

魔法だと思った建設の仕事

現在の職業に就きたいと思った原点は、テレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」でした。建築物が全く違う姿に生まれ変わる様子を見て、「まるで魔法みたい!」と思ったのを覚えています。次第に建築に関わる仕事をしてみたいと感じるようになりました。

実は私の父も末宗組で働いています。私が高校生の頃、父に「建設の仕事をしてみたい」と伝えたのですが、「絶対に無理!」と言われました。しかし、憧れの建設業界へ入るため、まずは大分県立工科短期大学へ進学し、建設について実践的に学びました。

就職活動の際、さまざまな企業を見ていくうちに、住宅よりも公共施設を手がける会社に入りたいと考えるように。大分県内には公共施設の建設に関わる会社がいくつもあります。企業選びに悩む私を見て、父が「末宗組で話を聞いてみたらどう?」と言ってくれました。実際に会社を訪問し、社長に直接お話を伺いました。入社後の仕事内容や、やってみたい仕事など、社長と一対一で話をしていくなかで、入社後の自分の仕事のイメージが具体的に湧き、入社を決めました。

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「BLOCKS」への参加が転機に

入社後は品質管理部に所属したものの、1年目は何をしていいのかわからない状態でした。先輩たちは「危ないからいいよ」「重たいから持たなくて大丈夫」と気を遣ってくれていたようです。内心では「これくらいなら持てるのに…」「その作業、私もやってみたい」と感じていましたが、その思いは口にしないと伝わりません。そこで、自分から積極的に話しかけるよう心がけました。

あるとき、大分県が取り組んでいる建設産業女性活躍加速化促進事業『BLOCKS(ブロックス)』へ参加しないかと社長から打診されました。はじめは、初対面の人たちと上手にコミュニケーションが取れるだろうかと不安でしたが、思い切って参加してみました。

セミナーや交流会で、同じ業界の女性たちと話すのは勉強になることばかり。業界全体の課題の解決に向けて、BLOCKSが女性の建設産業進出を後押しするきっかけになるのではないかと期待しています。

活動の中で、女性たちに建設業を身近に感じてもらうために、現役の建設女子がリアルを発信するメディア(雑誌)をつくるプロジェクトを提案し、実現させました。BLOCKSを通して、仕事の幅が広がったのはもちろんですが、他の会社の女性とのネットワークができたことは本当に大きな財産だと思っています。

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建設業界の未来を拓くリーダーへ

普段は、三次元データの作成や積算、現場の安全をチェックする安全パトロール、現場監督のほか、SNSを活用した広報活動にも取り組んでいます。InstagramやYouTube、WEBサイトも若い方を意識しながら更新をしています。将来的には管理職になり、建設業界の女性リーダーとして活躍したいと思っています。

学生のみなさんは、時間が自由に使えるうちに、できるだけ多くの場所に足を運ぶことが大切。インターンシップや企業訪問にも積極的に参加するのもおすすめです。入社後のミスマッチを防ぐために、なるべく多くの企業を訪問して、実際の現場を見てみてくださいね。

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大分の魅力的な情報を発信するWebマガジン「オオイタカテテ」では、大分で働くたくさんの先輩たちについて知ることができます!

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